バイクで一緒に走っている相手と会話をしたり、スマホのナビ音声を聞いたりできる「インカム」はツーリングの必需品。
私が最初に購入したのは、AmazonやYouTubeで評価が高かった安価な海外メーカーのインカムでした。
ところが届いてすぐに使ってみると、音質が悪いうえにノイズも入り、相手の声が聞き取りにくいという残念な結果に。
「次は価格だけで選ばず、ツーリングで本当に使いやすいものを買おう」と、必要な機能を整理して選び直したのがデイトナの「DT-01」です。
私たちは主に2人でツーリングするため、何十人ものグループ通話ができるような高性能モデルは必要ありません。
それよりも、会話が聞き取りやすいこと、ナビ音声を聞けること、接続が切れても自動で再接続できることなど、実際のツーリングで使いやすい機能を重視しました。
実際にDT-01を使ってみると、冬用グローブでも操作しやすく、400kmほどの日帰りツーリングでもバッテリーに余裕があるなど、私たちの使い方には十分なインカムでした。
HuuubDT-01は現在販売を終了しており、後継モデルが登場しています。
この記事では、DT-01を実際に使って感じたメリット・デメリットを中心に、バイク用インカムを選ぶポイントや、現在購入できる後継モデルについて紹介します。
バイク用インカムを選ぶときに確認したいポイント

バイク用インカムは、価格だけで選ぶと「思っていたような使い方ができなかった」ということがあります。
私自身、最初に価格とレビューを重視して安価なインカムを購入したものの、実際に使ってみると音質やノイズが気になり、すぐに買い替えることになりました‥。
その経験から、インカムを選ぶときは「自分が誰と、どのように使うのか」を先に考えておくことが大切だと感じています。
一緒に走る人のインカムを確認する
家族や友人など、普段一緒にツーリングする相手が決まっているなら、相手が使っているインカムのメーカーを確認しておくことをおすすめします。
異なるメーカーのインカム同士でも接続できる製品はありますが、「うまく繋がらない」「途中で通信が切れる」などの不安定さに悩まされるケースが多いようです。
私たちは2人でツーリングすることが多いため、最初から同じインカムを2台揃えました。
いつも一緒に走る相手がいるなら、同じメーカー・対応機種で揃えられるか確認しておくと選びやすくなります。
Partner一緒に走る人が決まっているなら、同じメーカーで揃えると安心!
同時通話できる人数を確認する
ソロツーリングが中心なのか、2人で走ることが多いのか、大人数のマスツーリングに参加するのかによって、必要な同時通話台数は変わります。
普段ソロか少人数で走る人なら、「いつか大人数で走るかもしれない」という理由だけで高額な上位モデルを選ぶより、普段のツーリングに対応できるものを選ぶことをおすすめします。
マスツーリングが多い人は、最大接続台数だけでなく、実際に何人まで同時通話できるのかも確認しておくことが大切です。
通信距離と自動再接続を確認する
インカムには通信可能距離が記載されていますが、実際の通信状況は周囲の環境にも左右されます。
Huuub通話距離は、市街地と郊外では大きく異なります。
市街地では建物や車などの影響を受けることもあるため、最大通信距離の数字だけで判断するのではなく、通信が切れたあと自動的に再接続できるかも確認しておきたいポイントです。
ツーリングでは信号などで一時的に距離が離れることもあるので、通信圏内に戻ったとき自動で再接続してくれる機能は実際に使っていて便利だと感じました。
ナビ音声や音楽を聞きながら通話できるか確認する
インカム選びで重視した機能のひとつが、スマートフォンとの接続です。
ツーリングではスマホのナビアプリを使うことが多いため、ナビ音声を聞けるだけでなく、インカムで相手と会話している最中にナビ案内を聞けるか機能は必須で考えました。
実際に使ってみると、相手と話しながら曲がる場所を音声で確認できるのはかなり便利!
音楽・ナビ・インカム通話をどのように同時利用できるのかは機種によって異なるため、自分が使いたい組み合わせを購入前に確認しておくことが大切です。
防水性能とバッテリー持続時間を確認する
インカムはヘルメットの外側に取り付けるため、ツーリング中に突然雨が降ることも考えて防水・防塵性能であることは必須機能です。
Partnerロングツーリングをするならバッテリーの持続時間も重要!
カタログ上の連続使用時間だけでなく、自分が普段どれくらいの時間バイクに乗るのかを基準に選びましょう。
日帰りツーリングが中心なら1日使えること、泊まりのツーリングが多いなら充電方法まで確認しておくと安心です。
デイトナDT-01を選んだ理由

最初に購入した安価なインカムで失敗したため、次のインカムを選ぶときは「価格が安い」だけでは決めないことにしました。
インカムに欲しい機能・条件
- 相手の声が聞き取りやすい
- ナビ音声を聞きながら会話できる
- 複数人でのグループ通話に対応している
- 通信が切れても自動で再接続できる
- 他社インカムとも接続できる
- グローブをしたまま操作しやすい
この条件で探して選んだのが、デイトナの「DT-01」です。
DT-01はBluetooth 5.0に対応し、DT-01同士では最大6台の同時通話、他社インカムなら4人まで、1対1では最大約1,000mの通信に対応しています。
音楽・電話・ナビなどにも対応しており、通信が切れても通話可能な範囲に戻れば自動的に復帰する機能を備えています。
Huuubデイトナ DT-01は、はじめてインカムを買う人の入門機にピッタリ!
高機能なインカムはほかにもありましたが、私たちの使い方は基本的に2人でのツーリングです。
使う機会の少ない機能のために価格の高いモデルを選ぶより、「普段のツーリングで使う機能が揃っていること」を優先してDT-01を選びました。
デイトナDT-01を実際に使って感じたメリット

冬用グローブでも操作しやすい
DT-01を使っていて特に便利だと感じたのが、操作性の良い大きなボタンです。
冬用の厚手グローブを着けた状態でも操作できたため、操作するたびにグローブを外す必要はありません。
ボタンは3つとシンプルで簡単な操作しかないため、迷うこともないのも大きな特徴です。
バイク用品はスペックだけでなく「実際にグローブを着けたまま操作できるか」が重要なので、この使いやすさはDT-01を選んで良かったポイントのひとつです。
音声のラグがない
インカム通話で不安だった、「ワンテンポ遅れて聞こえる」「相手の発話とかぶってしまう」といった音声のラグは全く感じずストレスフリー。
走りながらリアルタイムな会話が可能なので、「そこ左に行ってみよう!」といった合図もタイムラグなく伝わるので、ツーリングの安全性があがり、テンポ良い会話が楽しめとても快適でした。
400kmの日帰りツーリングでもバッテリーに余裕があった
Huuubバッテリーについても不満を感じたことはありません!
実際に400kmほどの日帰りツーリングで使用したときも、帰宅時点でバッテリー残量は50%以上。
使用状況によってバッテリーの減り方は変わりますが、600km程度の長距離日帰りツーリングでも充電不要なほどの持ちの良さに驚きました。
ナビ音声を聞きながら会話できる
ツーリング中は、それぞれがスマホのナビ音声を聞きながらインカムで会話できました。
会話するたびにナビ音声が完全に使えなくなるわけではないため、知らない土地を走るツーリングでは特に便利です。
「次の交差点を曲がる」とナビで確認しながら、相手とも会話できる。この使い方ができたことは、DT-01を選んだ大きな理由でした。
接続が切れても自動で再接続する
信号などで離れて通信が切れても、通信可能圏内に戻ると自動復帰するので不安に感じることはありませんでした。
ただし、障害物の多い市街地では接続が切れやすいため、距離が離れないように注意して走行する必要があります。
DT-01を使って感じたデメリット
DT-01は使いやすく、長距離ツーリングでも不満の少ないインカムでしたが、実際に使っていて「ここはもう少し便利だったらいいのに」と感じる部分もありました。
スマホアプリに対応していない
DT-01には専用のスマホアプリがなく、細かな設定やアップデートをするにはPCを使用する必要がありました。
PC設定ツールはWindowsのみの対応だったため、スマホから手軽に設定変更できないのは不便に感じたポイントです。
現在のDT-02やDT-E2は専用の「DTアプリ」に対応しており、スマホからアップデートやイコライザーなどの設定変更ができるようになっています。
ナビ音声が途中で切れることがある
スマホのナビ音声を聞きながらインカム通話ができるのは便利ですが、使用中にナビ音声が途中で切れてしまうことがありました。
頻繁に発生するわけではありませんが、知らない場所を走っているときに案内が途中で聞こえなくなり不安に感じたことがあります。
DT-01は販売終了|現在おすすめは「DT-02」「DT-E2」「RESOシリーズ」
私が実際に使用しているDT-01は現在販売を終了しており、後継モデルが発売されています。
そのため、この記事で紹介しているDT-01の使用感を参考に「今からデイトナのインカムを購入したい」という人は、現行モデルの「DT-02」やエントリーモデル「DT-E2」、「RESOシリーズ」をチェックしてみてください。
デイトナ インカム DTシリーズ

DT-01から世代は変わっていますが、グローブをしたままでも操作しやすいボタン、防水・防塵性能、ロングツーリングにも使いやすいバッテリーなど、ツーリングで重視したいポイントは後継機にも引き継がれています。
また、現行機はスマホアプリ「DTアプリ」対応となり、快適性がさらにアップしました。
| 型番 | DT-02 | DT-E2 |
|---|---|---|
| モデル | 高性能モデル | 標準モデル |
| Bluetooth | 5.4(2基搭載) | 6.0 |
| 最大通話人数 | 8人 | 6人 |
| 通信距離 | 1,500m 1:1 | 1,500m 1:1 |
| 最大連続使用時間 | 12時間以上 | 12時間以上 |
| 防水・防塵 | ◯ | ◯ |
| ヘルメット脱着 | ベースプレート | 本体貼り付け |
| 他社インカム|接続 | ◯ ※ | ◯ ※ |
| 専用アプリ | ◯ | ◯ |
| その他特徴 | Bluetoothチップを2基搭載。最大8人通話に対応する上位モデル | 最大6人通話に対応。機能と価格のバランスを重視した標準モデル |
※他社インカム接続: 対応可能だが、他社接続は不安定になる可能性がある
PartnerDTシリーズの選び方のヒント!
- ソロツーリングや少人数のツーリングが多い方は「DT-E2」
- 大勢の仲間とマスツーリングをする方は「DT-02」
Bluetoothチップ2基搭載しているため、通話品質・安定性重視なら処理能力が高い「DT-02」
ソロ・少人数でのツーリングしかせず、コスト重視で選びたい方は「DT-E2」
- ベースプレートに爪で取り付けるため、しっかり取り付けられるのは「DT-02」
- ファスナーテープでヘルメット本体に取り付けても問題ないなら「DT-E2」
デイトナ RESO インカム
RESO(レソ) PILOTシリーズは、中国に拠点をおく企業が開発した製品で、デイトナが日本正規代理店となり販売しているインカムです。
RESOシリーズは3種類
- RESO PILOT PRO: メッシュ通信 + ネットワーク通信
- RESO PILOT NEO: メッシュ通信
- RESO PILOT LITE: Bluetooth接続
フラッグシップモデル「RESO PILOT PRO」は、通常のメッシュ通信に加えて、スマートフォンのテザリングなどを利用したネットワーク通信にも対応しています。
メッシュ通信では1対1で最大2,000m、ネットワーク通信へ切り替わると通信距離は無制限。
さらに最大30人での通話にも対応するなど、DTシリーズとは方向性の異なる高性能インカムです。
Partner携帯電話の電波が届く場所であれば、世界中どこでもつながれる!
さらに、GPSによる位置情報共有機能も備えており、ツーリング仲間の現在地をリアルタイムで把握することができる高性能モデルです。
なお、RESOシリーズには「PRO」のほかにも「NEO」や「LITE」もありますが、モデルによって性能が大きく異なるため、用途に合わせて選ぶ必要があります。
メッシュ通信とBluetooth接続のイメージ

- メッシュ通信: 複数のライダー同士が網の目のようにつながり合うため、通信が途切れにくい状態をキープ
- Bluetooth接続: ライダーが一列(数珠つなぎ)で接続されるリレー方式のなので、接続が切れると分断される
将来的にはメッシュ通信可能なインカムも試してみたい気持ちはありますが、やはり高機能であればあるほど高額になるため、故障するまでは現行機を使う予定です。
HuuubRESOは今後使用する機会があれば詳しく紹介します!
Q&A
- DT-01は現在も購入できる?
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DT-01はすでに販売終了しています。中古品や流通在庫が見つかる可能性はありますが、これから新品のデイトナ製インカムを購入するなら現行モデルも比較するのがおすすめです。
- DT-01は他社インカムとも接続できる?
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DT-01は他社インカムとの接続にも対応しています。ただしデイトナも、他社製Bluetooth機器について接続や接続後の動作を保証しているわけではありません。普段一緒に走る相手が決まっている場合は、購入前に対応状況を確認しておきましょう。
- 2人でツーリングするだけでもインカムは必要?
-
必ず必要な装備ではありませんが、私たちはナビ音声を聞きながら「次の休憩場所どうする?」「この先で曲がるよ」と走行中にやり取りできるようになり、ツーリングがかなり楽になりました。
特にペアやタンデムで走る機会が多い人は、インカムを使うメリットを感じやすいと思います。
まとめ|DT-01は私たちのツーリングには十分なインカムだった
はじめて購入した安価なインカムで失敗したことから、次は価格だけでなく「自分たちがツーリングで本当に使う機能」を考えて選んだデイトナ DT-01。
実際に使ってみると、グローブ着用でも操作しやすく、ナビ音声を聞きながら会話ができ、日帰りツーリングでもバッテリーに余裕がありました。
もちろん、DT-01にはスマホアプリがないことや、ナビ音声が途中で切れることがあるなど、使っていて気になった部分もありましたが、私たちにとっては、必要な機能と使いやすさのバランスが取れたインカムでした。
現在DT-01は販売を終了しているため、これから購入するなら後継モデルを含めた現行製品から選ぶことになります。
Huuubインカムは機能が多ければ多いほどいいとは限りません。
普段何人で走るのか、ナビや音楽を同時に使いたいのか、どのくらいの時間使用するのかなど、自分のツーリングスタイルに必要な機能を整理して選んでみてくださいね!


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