ツーリングで長時間バイクに乗っていると、気になってくるのが「お尻の痛み」。
私自身のバイク歴は約7年、これまでの走行距離は約60,000km。
さまざまなツーリングを経験してきましたが、長時間走っているとお尻の痛みが気になることがあります。
そこで試してみたのが、空気の力でお尻への負担を分散するエアシートクッション「ワイルドアス」です。
ワイルドアスは約5ヶ月、約5,000kmにわたって使用しました。
ただし、この期間は私自身がまだバイクの免許を取得していなかったため、すべてタンデムでの使用です。
何も付けていないときと比べ、休憩までの距離を大きく伸ばせるようになり、ツーリング中のお尻の負担を軽減する効果を実感しました。
これから尻痛対策を考えているライダーが、シートやクッション選びをするときの参考になれば幸いです。
ツーリングでお尻が痛くなる原因

長距離ツーリング、短距離ツーリング関わらず、突然襲ってくるお尻の痛み。
一般的にお尻の痛みの原因は、おおよそ4つに分類されます。
- 長時間同じ姿勢で座る
- シートの硬さや形状
- バイクの振動
- ライディングポジション
長時間同じ姿勢で座る|血流障害
ツーリングでは、何時間もバイクのシートに座り続けることになります。
普段の生活なら立ったり歩いたりして自然に体重のかかる場所が変わりますが、バイクでは基本的に同じ姿勢で座り続けるため、お尻の同じ部分に負担がかかりやすくなります。
最初は気にならなくても、走行時間が長くなるにつれて徐々に痛みを感じるようになり、特に高速道路など、一定の姿勢で走り続ける場面では、お尻の負担が気になりやすくなります。
シートの硬さや形状
バイクのシートは、車種によって硬さや形状が大きく異なります。
硬めのシートはしっかりした座り心地がある一方で、長時間座り続けるとお尻への負担が気になることがあります。
また、シートの幅や傾斜、形状によっても体重のかかり方が変わります。
「バイクに乗ると必ずお尻が痛くなる」という場合は、単純にシートが硬いだけではなく、自分の体格や乗り方とシートの相性も関係しているかもしれません。
バイクの振動やライディングポジション
走行中に伝わってくるバイクの振動も、お尻への負担を感じる原因のひとつです。
さらに、バイクの種類やライディングポジションによって体重のかかる位置も変わり、上体を起こした姿勢と前傾した姿勢では、お尻や腰にかかる負担も変わってきます。
そのため、同じシートでもバイクや乗り方が変われば、感じるお尻の痛みも変わります。
お尻の痛みを軽減するには?
バイクの振動やライディングポジションが原因である場合は、ハンドル交換やシート加工などのカスタマイズが必要です。
Huuubできるだけ簡単に尻痛改善できる方法が知りたいんだけど・・
お尻の痛みの原因のなかでも、比較的手軽に対策できるのが「血流障害」と「シートの硬さ」の改善です。
ツーリング中に定期的に休憩を挟み、バイクから降りて身体を伸ばしたり、少し歩いたりすることで血流が促され、お尻への負担も軽減できます。
ポイントは、お尻の痛みを感じる前に休憩を取ること。
一度お尻に痛みを感じはじめたら、その後どれだけ休憩しても少しづつ痛みが積み重なり、楽になる可能性は低いため、痛みを感じる前に休憩を取ることが重要だと感じています。
シートの硬さに対しては、シートとお尻の間に物理的にクッションを入れることで、お尻にかかる負担を軽減することが可能です。
ワイルドアスを使ってみようと思った理由


出典:WILD ASS
WILD ASS(ワイルドアス)は、連結されたエアセルに空気を入れて使用するエアシートクッションです。
空気量を自分で調整できるため、座り心地を好みに合わせられるのが特徴です。
医療技術を用いて作られており、連結された空気の部屋(エアセル)が衝撃や振動を緩和し、お尻の痛みを軽減してくれます。
エアセルの空気は自分で調整ができるので、ライダーの体型・体重も関係ありません。
ワイルドアスの特徴
- 荷重の分散|尻痛対策
- 体重・着座位置に関係なくライダーにフィット
- 衝撃・振動の緩和
- 痛みのある部分をほぐし血流を促す
- セル間の通気で蒸れを防止
ワイルドアスを約5ヶ月・5,000km使ってみた感想
長距離ツーリングで使った感想
今まで試乗含め5台以上のバイクのタンデム側に座ってきましたが、一般的にライダー側と比べてタンデムシートは硬いので乗り心地はよくありません。
ワイルドアスを取り付けてからは、何も付けていないときに比べ、2倍近い距離を休憩無しで走れるようになりました。
高速道路で使った感想
高速道路ではスピードが出る分、タンデム側も下半身でホールド(ニーグリップ)するため力が入り、短い距離でもお尻が痛みがちでした。
ワイルドアスなら空気を調整できるので、エアを少なめに入れるとお尻の痛みが軽減します。
街乗りで使った感想
ワイルドアスに座ると高さが出る分、景色がよく見え気持ちよく乗っていられます。
座り心地はソファに座っているような感じで、使いはじめはお尻が安定せず、ゆらゆらして不安定だなと感じましたが、1日座っていれば慣れました。
雨の日に使った感想
ワイルドアスなら、急な雨でもそのまま使用することができます。
カバーは濡れるので多少不快感はありますが、滑ることもなく座っていられました。
ワイルドアスを使って分かったメリット・デメリット

ワイルドアスを使って感じた一番のメリットは、お尻への負担が軽くなり、長距離ツーリングをしやすくなったこと。
空気の量はバルブから息を吹き込むだけで調整でき、専用の器具を用意する必要もありません。
また、雨に濡れても使用できるため、ツーリング中の急な雨もそれほど気になりませんでした。
取り付けも簡単で、シートを外してワイルドアスを挟むだけ、手軽に尻痛対策ができるのは大きな魅力です。
一方で、気になったのは見た目とサイズ、耐久性です。
ワイルドアスをシートに取り付けると、クッションが追加されるため、何も付けていない状態と比べて見た目はどうしてもダサくなります。
また、私が使用したものはタンデムシートの幅やサイズと完全には合わず、フィット感が気になる部分もありました。耐久年数の記載がないことも不安を感じるひとつです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 長距離ツーリングが可能になった バルブから息を吹き込み空気圧を変えられる 雨にぬれてもOK 取り付けが簡単 | 見た目がダサくなる 耐久年数が不明 シート幅とサイズと合わない |
ワイルドアスはどんな人に向いている?
ワイルドアスは、長距離ツーリングでお尻の痛みに悩んでいる人や、タンデムで長時間バイクに乗る人に向いていると思います。
特に、シート交換など大掛かりな対策ではなく、まず手軽にクッションを追加して尻痛対策を試したい人には使いやすいと感じます。
一方で、取り付けることで見た目が変わることや、シートとのサイズが合わない場合がある点には注意が必要です。
現在ワイルドアスを購入する場合の注意点
私がワイルドアスを購入した当時は、日本国内でも数多く販売されていましたが、現在は国内での取り扱いが限られています。
そのため、これから購入を検討する場合は、販売元や販売店、保証の有無などを確認してから購入することをおすすめします。
海外から購入する場合は、送料や為替、返品・保証なども含めて確認してください。
手軽に試せる尻痛対策として「ゲルザブ」も選択肢

ツーリングのお尻の痛みを軽減するには、「こまめに休憩を取る」「同じ姿勢で座り続けない」といった、基本的な対策が一番大切です。
また、「ハイシートに交換する」「シート加工をする」といった、自分の体格や乗り方に合ったシートへ変更することも選択肢のひとつです。
Huuub愛車のZ900RSはシート加工をしてもらいました!
- シート交換までは考えていない
- ワイルドアスは製品を実際に見ることができないから不安
そういった方は、バイク用シートクッションを展開している「エフェックス」のゲルザブも選択肢になります。
ゲルザブは、ワイルドアス同様にシートの上に取り付けて使用するタイプで、シートそのものを交換する必要がないため、まずは手軽な尻痛対策を試してみたい人に向いています。
実店舗での販売もされているため、実際に手に取り検討することができます。
長距離ツーリングでお尻の痛みが気になっているなら、こうしたアイテムを試してみるのもひとつの方法です。
まとめ
ツーリングでのお尻の痛みは、長時間同じ姿勢で座り続けることや、シートの硬さ・形状、バイクの振動など、さまざまな要因で起こります。
ワイルドアスは、私がタンデムで約5ヶ月、約5,000km使用した中で、お尻への負担を軽減し、長距離ツーリングを楽しみやすくしてくれました。
Huuub空気量を調整でき、取り付けも簡単なのがメリット!
一方で、見た目やサイズ、耐久性など気になる点もあります。
現在は日本国内での取り扱いが限られているため、購入を検討する場合は販売状況を確認しておきましょう。
「ゲルザブ」や「ゲルパンツ(タイツのお尻にパッドがついたもの)」を購入するのも選択肢のひとつです。
クッションやシート交換など、自分の乗り方に合った尻痛対策を見つけて、快適なツーリングを楽しんでくださいね!


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